
側車付きオートバイ(サイドカー)のおもり用として鋼板22mm厚の切板(きりいた)をご利用頂きました
用途:側車付きオートバイのおもりに利用しました!
岡山県 Y様
メディアを開設してからご利用事例の報告フォームを設置しましたが、Y様が初めての投稿となります!ありがとうございます!頂いた内容を引用しながらコメントさせて頂きたいと思います。
ご購入商品
- 鋼板寸法切り 板厚 22.0mm x 270mm x 400mm(約19kg)
- 鋼板寸法切り 板厚 22.0mm x 200mm x 410mm(約14kg)
厚板(あついた)はガス溶断での切断となります。商品ページはこちら。
おもりとして使う場合は重量が必要になりますが、設置面積が決まっている場合は板厚で調整していく形となります。重量はあくまでも「計算上」の重さとなりますが、
板厚(mm) x 比重 x 巾(M) x 長さ(M)
という計算式で算出できます。普通鋼板の比重は7.85kg/㎡となりますので、
22 x 7.85 x 0.27 x 0.4 = 18.6516 → 約19kgとなります。
おもりで側車(サイドカー)を重くして事故を防ぐ
サイドカーはおもりを載せない状態だと側車側にコーナリングする時に側車が浮き上がり、結果事故につながることがあります。
サイドカー付きのオートバイは運転したことがありませんが、言われてみれば空荷時は軽いためそのような現象が起きる、ということは想像に難くないです。サイドカーがついているため、左右のコーナーリング時に違いがあるにも関わらず、乗車や荷物の積載の有無でバランスが変わる…運転にとても神経を使いそうです。
おもりを鉄アレイから鉄板へ
今までは鉄アレイを積んでいましたが、固定できないのとかさばるためサイドカーの荷物積載能力を下げてしまっていました。今回オーダーした鉄板のおかげでどちらも解消でき、恒久的な安定性・安全性を得ることができます。
また、2枚に分けたことで積載物が増えたときに段階的におもりを下ろすことができ、過積載になることもありません!
鉄アレイは重量もあり、様々なものが販売されているので手軽に入手できそうです。ただ、鉄アレイはトレーニング用のためおもりとして使うには形状的に微妙かもしれません。Y様のように用途に合った大きさの鉄板を2枚に分けて使い勝手を上げる工夫はとても良いアイデアだと思います。
過積載にも注意が必要ということで、改めて知らない世界が多くあると思い知らされます。
加工して更に使いやすく
今後は鉄板固定用の穴などを現物合わせで加工し、角の部分はディスクグラインダーをかけて、表面を防錆処理することで完成します。
また、側車付オートバイに乗っている方で同じような悩みを持つ方にもおすすめさせていただきます。
固定用の穴は現物合わせで加工が必要になることはよくある事ですが、中々手間がかかります。それでも汎用品にはない、思い通りの、使いやすいものが作れる事は魅力です。手間をかけて作ったものには愛着も湧きます。板厚があるため穴を開けるのも簡単では無いですが作業には怪我の無いよう十分ご注意下さい。製作には時間がかかると思いますが、完成品も是非ご投稿下さい!
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