
家庭用製麺機のパーツ(ダイス)を取り付けるための部材としてステンレス(SUS304)ドーナツ切りをご利用頂きました。
家庭用の製麺機の押出部分のアタッチメント(?)として利用。
愛知県 エッグマン様
A社は、本体強度=△、押出部分=〇
B社は、本体強度=〇、押出部分=△ でしたので、
B社の本体に、A社の押出部分(ダイス)を取り付けるための、
変換部品を発注しました。
着荷が、楽しみです。
ご購入商品
- SUS304 2B ドーナツ切り 板厚1.5mm
- 指定寸法:直径(A): 59φ 開孔径(d): 50φ
- SUS304 2B ドーナツ切り 板厚2.0mm
- 指定寸法:直径(A): 59φ 開孔径(d): 43φ
製麺機のタイプはいろいろあれど
製麺機とはその名の通り麺を作る道具でパスタやうどん、そば、ラーメン、中華麺等の麺類やモンブラン(のクリーム?具?)を作ることが出来る道具で、パスタを作るものはパスタマシンと呼ばれるようです。業務用の大きなものから家庭用の小型のものまで様々な製品があり、麺を作る仕組みによってローリングプレス式や押し出し式、生地から作れる全自動の製品まで色々なタイプの製麺機が販売されています。その中でも今回は家庭用の押し出し式の製麺機に使用されたとご報告を頂きました。
内径の違う二種類のドーナツ切りでダイスを固定
押し出し口にセットするたくさん穴が開いている丸い板のようなパーツは「ダイス」と呼ばれ、この部品を取り替えることでいろいろな麺を作ることが出来る、という仕組みです。なんとなくトコロテンを作る道具を想像します。
用途としては製麺機本体とダイスのメーカーが違うものを使用するにあたって、固定するためのカバー(圧力カバー)の内径とダイスの外径が違い、動いてしまう。これを解決するためのスペーサーのような役割としてご利用頂いたとの事です。圧力カバーの内径に合わせてダイスを固定出来るようにリング状の板を二種類ご依頼頂きました。
素材はサビに強いステンレス(SUS304)となります。ドーナツ切りというのは外径と内径を指定頂いた寸法で切断したものとなります。ステンレスの板を切り抜いて「輪っか」の形にしたものですね。リング切りやフランジ切りとも呼ばれたりします。


加圧による変形は防げない?
外側のパーツの厚さが足りず、3回目で膨らんでしまったので、先ほど、厚さ2倍で再発注しました。
製麺する場合、生地もそれなりに固いので相応の圧力がかかるのでしょう。2mmの板ですと変形してしまったとの事です。使用できない訳ではないけれど、予想外の方向にでてしまい生地が無駄になってしまうそうです。
変形してしまった2mmの倍の厚み、4mmのものをご依頼頂きました。

対策は、“生地をもっとやわらかくしたら?”が、正解です(笑)。
そこそこ加圧しても、変形しない・・・を目的で、追加発注しました。
“モンブラン“ならぜんぜん問題無いと思います。
確かに、生地の固さに比例してかかる圧力も大きくなりそうなので柔らかい生地を使えばダイスにかかる力も小さくなりそうです。どの程度の固さが製麺に適しているのか、柔らかい生地だと食感が変わってしまうのか、扱いにくい麺になってしまうのか等々、想像できませんがきっと程よい固さというものが大切なのでしょう。
製麺の世界は奥が深そう
筆者は製麺機を使ったことがなく、今回初めてどのようなものなのか調べましたが、中々奥が深い世界のようです。手動式だと小野式や田中式など歴史のある古き良き日本製の製品からフィリップス製の製麺機のような電動式のものまで家庭用とはいえ様々なタイプの製麺機があります。マルカート社製のアトラスというパスタマシンなどはついつい欲しくなってしまうような美しさがありました。
手間ひまかけて、お気に入りの製麺機で打った(製麺した?)麺でつくる料理は格別なのでしょうね。製麺機を知る良いきっかけを下さった投稿者のエッグマン様に改めて感謝します。ご投稿ありがとうございました!
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