brown metal wheel on brown grass near sea during daytime

赤錆(あかさび)とは?

赤錆とは一般的に錆(さび)と知られている赤っぽい色をした錆。鉄の表面が空気や水に触れて酸化したもの。赤錆の化学式はFe2O3。

海水、塩分、血液、汗、尿、融雪剤(塩化カルシウム)は錆を誘発、進行させる。このため沿岸部や豪雪地帯、動物の飼育場所は鉄が錆びやすい。

赤錆の進行過程

初期の赤錆は表面のみに発生する。拭き取れば落ちる程度から始まり、徐々に範囲が広がり、深さも侵食していく。

赤錆を落とす方法は?

研磨や薬品で行う。深く侵食している錆の場合は薬品で落とす事は難しいので錆びた部分を相応に削り落とす必要がある。

錆落としの薬品

下処理をして薬品を塗布または薬品に浸して、一定時間おく。その後、水でよく洗い流す必要がある。

錆落としの工具

ディスクグラインダーに取り付けて使用するものや研磨剤がパッド状になっているものがある。もちろんサンドペーパーも有効。

赤錆を防ぐ方法は?

空気や水分を遮断する。鉄の場合、素地のままだと経年でも必ず錆が発生するため何かしらの防錆対策が必要。

  • 防錆塗料、いわゆる錆止めを塗る。メジャーなものは赤錆止め塗料、グレー錆止め塗料。
  • メッキ加工。亜鉛メッキ、ユニクロメッキ、クロームメッキ等が身近にある。
  • 油を塗る。空気や水分を遮断する意味で油分の塗布が有効。

赤錆の意外な用途

滋賀県近江八幡市付近で有名な赤こんにゃくの着色に利用されている。

この記事は役に立ちましたか?

もし参考になりましたら、下記のボタンで教えてください。

関連記事一覧