板厚を「こんま〇〇」や「てん〇〇」と略式で呼ぶ時に注意が必要な理由とは?
鉄板や鋼板のいわゆる厚み部分や、丸パイプや角パイプ等の肉厚部分が板厚と呼ばれる寸法だが、寸法を言葉で呼ぶ時に略式で言うと勘違いされる事があるので注意が必要。
「こんま〇〇」系でよく使われる板厚例
- 0.1mm(こんまいち)
- 0.2mm(こんまに)
- 0.27mm(こんまにいなな)
- 0.35mm(こんまさんごお)
- 0.5mm(こんまご)
- 0.6mm(こんまろく)
- 0.8mm(こんまはち)
0.5(れいてんご)や0.6(れいてんろく)なので、「てんご」や「てんろく」と言いたくなるが1mm未満の場合は「こんま〇〇」と呼ぶ。
「てん〇〇」系でよく使われる板厚例
- 1.2mm(てんに)
- 1.5mm(てんご)
- 1.6mm(てんろく)
1mm以上の板厚は「てん〇〇」と呼ぶ。
間違えやすい板厚の例
- 0.2mm(こんまに)
- 0.5mm(こんまご)
- 0.6mm(こんまろく)
上記は1.2mm(てんに)、1.5mm(てんご)、1.6mm(てんろく)が規格として存在するため特に注意が必要となる。
業者(人)によっては言われたままの板厚(数字)で手配する。その他の数字の場合、例えば0.8を「てんはち」と呼んだ場合、通常の規格では1.8mmが存在しないため「れいてんはち」ですか?と確認してくれる場合が多い。
勘違い、間違いをしないためにはどうすればよいか?
一番の方法は略式で呼ばない事。呼んだとしても最終の確認の際にはしっかりと正式な、正確な数字を言って確かめる事が重要。特に間違えやすい寸法というのは決まっているので業者側はしっかりと顧客に確認する必要がある。
この記事の内容は呼び方(言葉)なので関東の一部の地方都市での方言の可能性もあるが、いずれにせよ伝え方は大事。勘違いにせよ間違えた寸法での手配は時間と労力が無駄になる可能性があるのでしっかりと確認するように務めたいものである。
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